当社のこだわり

各種制御盤の製作は、個別の客先仕様や各種規格により配線の方法等は決まります。

ここでは仕様書に指示されない、盤屋としての「こだわり」の一部を紹介したいと思います。

・こだわり1 見た目にも電線にもやさしい下から配線

配線の綺麗さは盤屋としての腕の見せ所。
電線がクロスしないように配線の順番を意識し、平行ペンチで形を整えます。
 電線は配線ダクトの下側から出し、ゆとりを持って機器に配線します。
この下側からの配線だけで、電線・配線ダクト・機器に負担のかからないやさしい配線となります。
・こだわり2 配線後の変更を考えて

大きな変更の無い主回路は、ダクトの底に並べながら丁度いい長さで配線。
操作回路は、回路変更・改造後に対応できるように、多少余裕を持った長さで配線します。例えばリレーの予備スペース等では、コモン線は一番端まで届く長さにしておいたりします。  このちょっとしたこだわりが、後日の改造を楽にしてくれるんです。
・こだわり3 怪我をしないように

端子台等の機器を取り付けるDINレール。
制御盤から浮かせて使用する時、非常に怪我をしやすい箇所となります。
当社では、やすりをかけて角を落としています。



・こだわり4 アクリル板加工

銅バーや充電部をアクリル板カバーすることがあります。
カットするだけは楽なのですが、手が入りそうな所は折り曲げて加工しています。
どうやって折り曲げるかは、、、企業秘密です。
・こだわり5 ロット棒、ハンドルあて

制御盤の扉はロット棒とハンドルのベロで固定されています。
扉を開閉する際には、ロット棒とハンドルのベロが塗装面を削ってしまうことがあります。
塗装面が削られる事が無い様に、写真のように工夫しています。

・こだわり6 パッキン貼り付け

扉のパッキンは雨や埃が進入しないようなこだわりを。
上部はいっぱいの長さに、それに合わせて縦方向下いっぱいまで、その間に下部パッキン。
ちょうど鳥居の様に貼り付けます。


・こだわり7 銅バーの配線

銅バーの配線は、後から増し締めをする為に
電線はねじの上を通らないよう斜めに避けて配線しています。
・こだわり∞

ここで挙げたのはほんの一例です。
実際は、たくさんのこだわりを持って作業しています。
それぞれが持っているこだわり、やっているうちに身に付いたこだわり。
社員一同で共有し、日々 より良い製品を作って行こうと精進しております。